「アホやなぁ。」と

若者が二人楽しそうに話している、4人がけの前には初老の親父が寝ていた。琵琶湖線のいつもの風景。親父がやおら起きて「おっまえぇ、ええ体しとんなぁ。何かしてたんかぁ」「あっラグビーやってました」「しやから、ごっつい体なんやな」「昔ですよ、今はただ太ってるだけ」若者は謙虚に答える。「俺の婿もラグビーやっててなぁ。今は36やからもう辞めとるけどまだトレーニングしとんねん。腕なんかこぉんなんや」と何やら手で輪っかを作る親父。「へぇ~」とりあえず聞いとこというラグビー部。「もうやめてんのになぁ。あれ、アホやなぁ。ほんまアホやわぁ」と言いながら自慢する親父。「はぁあ」「お前はなんかしとんのか?」隣に居たひ弱なおにいさんに火の粉が飛ぶ「……」「羨ましいやろこんな体」と目で向かいのラグビー部を指す。「……」喋らないひ弱。「こんなんになりたくないよなぁ」と一応ラグビーはフォロー。「俺はなぁまだこの歳になっても働いとんねん。会社を創業したのは平成2年、創業30年になるんや。」「へぇ~すごいですねぇ」とラグビー部応じる。「俺もアホやなぁ。(笑)」「…」ラグビー部苦笑い。ここで京都についてしまった…。

男はどこか「アホやなぁ。」と言うてもらいたいとこを持っている。相当なアホは思った。

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