遠くを見据えて

本来ならば明日が還暦同窓会当日。お招きする先生方への連絡や席札、役員の配置なんかの確認をしている筈であった。日々更新される新型コロナウイルスの感染は収まる気配は無い。テレビを見ればGo Toトラベルを止めるやめないの煮え切らない議論にやきもき。されど対案も無きに等しくお決まりは三密を回避してうがい手洗いと連呼する専門家。

先日、同窓生から紹介された本を読めば 日頃街なかへ出歩いている人はすでになんらかの形でウイルスに感染し「抗体らしきもの」を持っていて、万が一感染しても重症化しないとの情報に「そうなのかしらん」とも思っていたら霜降あたりから急激に感染者増をみてあちゃ~となる。

NHKを見ていたら「加湿器」でウイルスの広がりが食い止められるという。他には「紫外線」で9割が死滅するというのもあった。特効薬では無いみたいだが手近なところで感染防止ができるなら試してもみたい。ワクチンの効果が95%という報道もあるが「それ日本でも効くんか?」的な疑問もあり「みんなが接種して様子みてからでないと嫌だなぁ」というのが目下の本音じゃないのか。

目線を下げれば日々の情報に振り回され、些細なことばかりが気にはなる。

目線と言えば、先日通勤途中に横断歩道を渡るちゃんと制服を着こなした自衛官の方と出くわした。どうすりゃあんなかっこいい姿で歩けるのかと、惚れ惚れするほどの歩み。しばし見とれてしまった。関心しながら観察するとどうも「目線」の方向が違う。その自衛官の方が見ておられるのは相当遠くおそらく100m以上向こうを見ていた。

試しに同じようにして遠くを見て歩いてみると不思議。なんのことはなく背筋ぴっちりで足の運びもよくなったのだ。毎日の通勤で1万4000歩、目線のやり場でこんなに「前向き」な気分になれるとは。あんな風に歩ける自衛隊が居るなら国家も安泰だ。

我々還暦世代。どうやらイキモノとしての役目はほぼ終えた。残りたかだか20年あまり2040年に向けて今やれることをせねば…などと遠くに目線を投げると前向きに思えるのである。来年は駄目かもしれない、再来年はどうかなと案じるよりまああと20年もありゃいつか出来ると考えた方がきっと楽しい。傘寿の同窓会なら、もう悪いことも良いこともみ~んな笑い話にしてしまえるだろうから。

背筋伸ばして歩くと自然も近く感じる。

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